みのもんたさんが2025年3月1日に亡くなったことが報道されました。
みのもんたさんは2020年に、脳の特定の領域がゆっくりと進行性に変性していく『パーキンソン病』を発症していました。徐々にメディアへの出演が減っていったなかでの今回の訃報。
この記事では、みのもんたさんの死因についてまとめました。
みのもんたさんが患っていたパーキンソン病とは？
みのもんたさんが患っていたパーキンソン病とはどのような病気なのかを解説します。
① パーキンソン病の症状と進行
主な症状として以下が挙げられます。
- 手足の震え（振戦）：特に安静時に手や指が震える
- 動作の緩慢化（寡動）：歩行や日常動作が遅くなる
- 筋肉のこわばり（筋固縮）：筋肉の柔軟性が失われ、体が動かしにくくなる
- 姿勢保持障害：バランスを崩しやすく、転倒のリスクが高まりまる
② みのもんたさんのパーキンソン病公表ときっかけ
パーキンソン病の診断のきっかけは、知人の葬儀で焼香の列に並んでいた際に、みのもんたさんが勝手に上半身が前に傾くのを知人が発見したことからだそうです。
その後、かかりつけの大学病院で検査を受け、パーキンソン病と診断されました。
パーキンソン病と診断されてからは、週2回トレーナーを招いてリハビリを行っていました。
自転車型トレーニング機器を使用するなど、積極的に体力維持に努めていました。
③ 高齢者におけるパーキンソン病の影響
高齢者がパーキンソン病を患うと、日常生活に大きな影響を及ぼします。
特に食事に関しては、嚥下障害（飲み込みにくさ）が生じるため、食べ物が喉に詰まりやすくなります。
注意力の低下や動作の遅れも相まって、窒息事故のリスクが高まっていたとも考えられます。
パーキンソン病公表後も人生を楽しんでいた
みのもんたさんはパーキンソン病を発表してからも、人生を謳歌していたようです。
好きなものを食べているし、お酒も毎晩呑んでいますよ。日本酒は冷や、ウイスキーはロック。それも昔から変わらない。量も減らないねぇ。ウイスキーのボトルも３日で１本空く感じ。今の一番の楽しみはお酒だから、やめるつもりはないね
2025年1月に高級焼き肉店で窒息していた
事故が発生したのは2025年1月16日午後7時頃。
みのもんたさんは、焼肉店で食事を楽しんでいましたが、牛タンの大きな切れ端を飲み込もうとした際に喉に詰まらせ、意識不明の重体になりました。
焼肉は硬いことが多く、パーキンソン病の方は飲み込むのが苦しかったのではないでしょうか…
救急隊の到着後、都内の病院に搬送され、一命を取り留めましたが、その後も入院が続いていました。
パーキンソン病との関連は？
① パーキンソン病と嚥下障害の関係
パーキンソン病の患者は、以下のような嚥下障害を抱えることが多いです。
- 飲み込むタイミングのズレ：脳の指令が遅れ、食べ物が誤って気道に入ることがある。
- 筋肉の硬直：喉の筋肉がスムーズに動かず、飲み込みづらくなる。
- 唾液の過剰分泌：飲み込む力が低下することで、唾液や食べ物が喉に溜まりやすくなる。
② みのもんたさんが患っていた他の病気は？
みのもんたさんは糖尿病や脊柱管狭窄症といった持病も抱えており、これらが複合的に影響し、窒息のリスクを高めていた可能性があります。
まとめ
みのもんたさんの窒息事故は、高齢者やパーキンソン病患者にとって、食事のリスクがいかに大きいかを示す出来事でした。
特に、嚥下障害を持つ方は、食事の工夫や応急処置の知識を身につけることが重要です。
みのもんたさんのご冥福をお祈りします。